ある女優宅へ
PCに全く関係のない話をひとくさり。
随分前のことだが、仕事である女優のマンションに伺ったことがある。
ある日、女優Kから仕事の依頼の電話がかかってきた。幸運にも、それを受けたのは、私であった。所長も主任もいないことをいいことに、翌日の見積りは私とたまたま側にいた後輩の二人で伺うことにした。かわいい声だったのを覚えてる。
翌日は、昂ぶる気持ちを抑えつつK嬢のマンションへ足取りも軽く。彼女は、ゆったりとした長めの薄いニットにジーンズでお出迎え。15~6畳のリビング&ダイニングにはおしゃれなバーカウンターがあり、やっぱりアメリカ育ちは違うな、と思いながら、テーブルを挟んで向かい合って「仕事」の見積りと打合せ。
女優然とした感じはなく、ごく普通に気さくに話をすることができた。その時、何か飲み物を出してくれたはずだが、こちらも舞い上がっていて何を飲んだか覚えていない。彼女のマンション内で行なう「仕事」の内容と実施日時を確認して辞した。時間にして30~40分。
一緒に行った若い後輩は、訪問中一言も発することなく、じーっと彼女を睨みつけていた。帰りしな、「あれは、ちょっといかんやろう」と注意すると、初めて女優を目の当たりにしたので緊張してしまって、と。無理もない。
後日の「仕事」も私の担当となるよう勝手にローテーションを組んだのは、言うまでもない。もう一人誰が行くか、その日は熾烈な戦いが終業後も繰り広げられた。
「仕事」の当日、彼女は、胸元のざっくりと開いた白っぽいコットンのシャツにぴっちりとした膝までの黒のパンツ(スパッツと呼ぶのか、レギンスと呼ぶのか?)。こちらがリビングで「仕事」中は、彼女は隣の部屋でベッドに横になって、雑誌を読んだりしていた。部屋の扉は開いたままだったので、自然に目は彼女を追ってしまう。低いテーブルを移動するために彼女の手を借りた時は、思わずその胸元の辺りで目が泳いでしまった。
3時間くらいは居ただろうか。「仕事」も終わりかけていた頃、ほかの現場に行っていた同僚達が「何か手伝うことはありませんかー」と、用もないのに立ち寄ってくる。「終わり、終わり!帰った、帰った!」。
メディアによって与えらるイメージとは少し異なり、気取らない、自然な応対をする彼女には、好印象を持った。
【たいした内容ではないが、やはりプライバシーに配慮して、彼女の名前と当時の仕事の業種・内容は伏せることにしました。】
随分前のことだが、仕事である女優のマンションに伺ったことがある。
ある日、女優Kから仕事の依頼の電話がかかってきた。幸運にも、それを受けたのは、私であった。所長も主任もいないことをいいことに、翌日の見積りは私とたまたま側にいた後輩の二人で伺うことにした。かわいい声だったのを覚えてる。
翌日は、昂ぶる気持ちを抑えつつK嬢のマンションへ足取りも軽く。彼女は、ゆったりとした長めの薄いニットにジーンズでお出迎え。15~6畳のリビング&ダイニングにはおしゃれなバーカウンターがあり、やっぱりアメリカ育ちは違うな、と思いながら、テーブルを挟んで向かい合って「仕事」の見積りと打合せ。
女優然とした感じはなく、ごく普通に気さくに話をすることができた。その時、何か飲み物を出してくれたはずだが、こちらも舞い上がっていて何を飲んだか覚えていない。彼女のマンション内で行なう「仕事」の内容と実施日時を確認して辞した。時間にして30~40分。
一緒に行った若い後輩は、訪問中一言も発することなく、じーっと彼女を睨みつけていた。帰りしな、「あれは、ちょっといかんやろう」と注意すると、初めて女優を目の当たりにしたので緊張してしまって、と。無理もない。
後日の「仕事」も私の担当となるよう勝手にローテーションを組んだのは、言うまでもない。もう一人誰が行くか、その日は熾烈な戦いが終業後も繰り広げられた。
「仕事」の当日、彼女は、胸元のざっくりと開いた白っぽいコットンのシャツにぴっちりとした膝までの黒のパンツ(スパッツと呼ぶのか、レギンスと呼ぶのか?)。こちらがリビングで「仕事」中は、彼女は隣の部屋でベッドに横になって、雑誌を読んだりしていた。部屋の扉は開いたままだったので、自然に目は彼女を追ってしまう。低いテーブルを移動するために彼女の手を借りた時は、思わずその胸元の辺りで目が泳いでしまった。
3時間くらいは居ただろうか。「仕事」も終わりかけていた頃、ほかの現場に行っていた同僚達が「何か手伝うことはありませんかー」と、用もないのに立ち寄ってくる。「終わり、終わり!帰った、帰った!」。
メディアによって与えらるイメージとは少し異なり、気取らない、自然な応対をする彼女には、好印象を持った。
【たいした内容ではないが、やはりプライバシーに配慮して、彼女の名前と当時の仕事の業種・内容は伏せることにしました。】
げに、おぞましくも、情けなし~【漏糞の記】~
一、
とある土曜日の朝、カミさんと子供たちは、何やら急ぎの買い物に行くらしく、慌ただしく出かけていった。
年寄りたちは、庭の手入れに忙しそうである。
カミさんや子供たちがいる時に、PCを触っていると、不興を買うことがしばしばである。
こんな時は、何とかのいぬ間に、である。帰ってくるまでの僅かな時間であるが、我がPCをちょこちょこと弄ろうかと、PCルームへ。
しばらくすると、左脇腹がしくしく。それとともに僅かな便意を感じた。
そういえば、今日は朝の通じがなかった。「行っておかなければ」と、思ったが、それほど強い便意ではなかったので、まだ一波や二波は我慢できるはず。
数分後、第二波がやってきた。かなりの痛みが差し込んできた。が、我慢できないほどではない。便意もまだまだである。昼前には、カミさんらが帰ってくる。それまでの間だけである。ぎりぎりまで我慢するか。
ほどなく第三波が襲ってきた。痛みはさらに増し、蠕動運動が思った以上に力強く直腸へと内容物を押しやってきた。
「これは、いかん」。
これ以上堪えるのは危険かもしれない。この部屋は一階にある厠から最も遠い二階の端にある。この波が治まったら、トイレに行った方が、と思い、立ち上がった。
「あ~ッ」。
この動きがよくなかった。内容物が菊門を僅かながら通過したような感覚。全神経を菊門周辺に集中し、括約筋を有りっ丈の力を込めて収縮させ、万が一に備えて臀部の下辺りを左手で押さえ、全速力の摺り足で厠へと向かう。廊下を通り、階段を下り、部屋を横切り、厠への最短路をたどる。これほど厠への道のりを長いと感じたことはなかった。
ズボンを下ろし、腰を下ろすと殆ど同時に瀉出。間一髪であった。
人心地ついたところで、膝にかかっているパンツの底を恐る恐る覗いてみた。
あらまほしからざるゲル状に近い内容物が、そこにはあった。ズボンにまで染み出していた。
トイレットペーパーで丁寧に拭き取り、パンツとズボンを脱ぎ、それらを手に、素早く着替えのある部屋へ。
新しいパンツとズボンをはき、風呂場へ向かった。急がなければならない。汚れたパンツとズボンにボディーソープを振りかけ、必死で洗った。念のためローズの香りのシャンプーも振りかけた。シャワーで丹念に洗い流し、絞って、洗濯槽の中にあったまだ洗濯されていない汚れ物の下にこれらを潜り込ませた。
ほどなくして、カミさんらが帰ってきた。
「あれ、ズボン、はき替えた?」
「ああ。もう何日もはいとったから」
洗濯したパンツが一着増えていることも怪しまれなかったようである。
二、
翌日の日曜、午前中は、カミさんは持って帰った仕事をしなければ、と言い、子供らも宿題をしたりなど。年寄りらは茶の間でTVを見ている。少しの間なら、PCを弄れる。気配を押し殺して自室へ潜り込んだ。
その時、既に左下腹部に若干の刺激を感じていた。しかし、あれからお腹の具合はよかったので、気にも留めなかった。
30分もしない内に、腹部に痛みを感じたが、昨日ほどではない。続いて、かすかな便意も催した。
数分後、次の波が押し寄せるが、直ぐに治まる。まだ、大丈夫である。
また、再び波が。徐々に便意が高まっていく。
いつもならば、我慢できそうにないと感じた時点で、厠に行けば十分に間に合う。昨日のようなことは、滅多にあることではない。かつて小学生だった頃に、学校で大きな方をすることがなかなかできず、下校途中で何度か臨界点を越えたことがあった。それ以来の出来事であった。
ところが、何度目かの波が、不意に激しい痛みとともに、予想を超えた強い便意となって直腸を襲った。
「まずい」と、やにわに立ち上がった。
と同時に、一瞬菊門から内容物が押し出されたように感じた。
「そんなアホな」。昨日と同じ恰好で、厠に疾行。幸い、誰にも見られなかった。
今度は、間一髪、大事は免れた。安堵感を味わいつつ、ふとパンツの中に目を落とした。そこには、直径3㎝大のこし餡が厳然と実在していた。
こんなことが、一度なら未だしも、二日続けて我が身に起こってよいものか。おぞましくも情けない。
慌てて、トイレットペーパーでつまんで便器へ。昨日のに比べると、水分量が少なく、ズボンへの染み出しはなかった。
綺麗に拭って、パンツを脱ぎ、ズボンだけをはき直した。そして、そっと扉の隙間から外を窺った。誰もいないことを確認して、急いでトイレ横の洗面所でそれを洗った。偶然、洗濯機が稼働していたので、素早くその中に放り込んだ。
それから、カミさんや子供たちに悟られぬように、新しいパンツをポケットにねじ込み、二階の自室へ戻ってはいた。
三、
その後、何食わぬ顔で、階下へ降りていった。
何やら、風呂場辺りが騒々しい。
「いやー、何これ。ナンなのー!」。
浴室の扉を開けたまま、カミさんが足を洗い、トイレマットを洗いながら、叫んでいる。
その前に、子供らが招集されている。
「誰なの、ウンチをこぼしたのは?」
「わたしじゃないよ」。「ぼくじゃない」。
カミさんが、トイレに入って、しゃがもうとしたところ、ウンチを踏んだというのである。
「気付かなかっただけじゃないの?」。
素足でウンチを踏むというばばっちさに堪え難い憤りを感じつつ、ウンチを踏んだ我が身の滑稽さに吹き出しそうになるのをこらえながら、子供たちを問い詰めている。
「じゃー、誰なの、いったい?」
「え~と。ひょっとして、俺かも…。たぶん」
「エーー!!!」
【ウンコたれ顛末記 2011年11月5日】
とある土曜日の朝、カミさんと子供たちは、何やら急ぎの買い物に行くらしく、慌ただしく出かけていった。
年寄りたちは、庭の手入れに忙しそうである。
カミさんや子供たちがいる時に、PCを触っていると、不興を買うことがしばしばである。
こんな時は、何とかのいぬ間に、である。帰ってくるまでの僅かな時間であるが、我がPCをちょこちょこと弄ろうかと、PCルームへ。
しばらくすると、左脇腹がしくしく。それとともに僅かな便意を感じた。
そういえば、今日は朝の通じがなかった。「行っておかなければ」と、思ったが、それほど強い便意ではなかったので、まだ一波や二波は我慢できるはず。
数分後、第二波がやってきた。かなりの痛みが差し込んできた。が、我慢できないほどではない。便意もまだまだである。昼前には、カミさんらが帰ってくる。それまでの間だけである。ぎりぎりまで我慢するか。
ほどなく第三波が襲ってきた。痛みはさらに増し、蠕動運動が思った以上に力強く直腸へと内容物を押しやってきた。
「これは、いかん」。
これ以上堪えるのは危険かもしれない。この部屋は一階にある厠から最も遠い二階の端にある。この波が治まったら、トイレに行った方が、と思い、立ち上がった。
「あ~ッ」。
この動きがよくなかった。内容物が菊門を僅かながら通過したような感覚。全神経を菊門周辺に集中し、括約筋を有りっ丈の力を込めて収縮させ、万が一に備えて臀部の下辺りを左手で押さえ、全速力の摺り足で厠へと向かう。廊下を通り、階段を下り、部屋を横切り、厠への最短路をたどる。これほど厠への道のりを長いと感じたことはなかった。
ズボンを下ろし、腰を下ろすと殆ど同時に瀉出。間一髪であった。
人心地ついたところで、膝にかかっているパンツの底を恐る恐る覗いてみた。
あらまほしからざるゲル状に近い内容物が、そこにはあった。ズボンにまで染み出していた。
トイレットペーパーで丁寧に拭き取り、パンツとズボンを脱ぎ、それらを手に、素早く着替えのある部屋へ。
新しいパンツとズボンをはき、風呂場へ向かった。急がなければならない。汚れたパンツとズボンにボディーソープを振りかけ、必死で洗った。念のためローズの香りのシャンプーも振りかけた。シャワーで丹念に洗い流し、絞って、洗濯槽の中にあったまだ洗濯されていない汚れ物の下にこれらを潜り込ませた。
ほどなくして、カミさんらが帰ってきた。
「あれ、ズボン、はき替えた?」
「ああ。もう何日もはいとったから」
洗濯したパンツが一着増えていることも怪しまれなかったようである。
二、
翌日の日曜、午前中は、カミさんは持って帰った仕事をしなければ、と言い、子供らも宿題をしたりなど。年寄りらは茶の間でTVを見ている。少しの間なら、PCを弄れる。気配を押し殺して自室へ潜り込んだ。
その時、既に左下腹部に若干の刺激を感じていた。しかし、あれからお腹の具合はよかったので、気にも留めなかった。
30分もしない内に、腹部に痛みを感じたが、昨日ほどではない。続いて、かすかな便意も催した。
数分後、次の波が押し寄せるが、直ぐに治まる。まだ、大丈夫である。
また、再び波が。徐々に便意が高まっていく。
いつもならば、我慢できそうにないと感じた時点で、厠に行けば十分に間に合う。昨日のようなことは、滅多にあることではない。かつて小学生だった頃に、学校で大きな方をすることがなかなかできず、下校途中で何度か臨界点を越えたことがあった。それ以来の出来事であった。
ところが、何度目かの波が、不意に激しい痛みとともに、予想を超えた強い便意となって直腸を襲った。
「まずい」と、やにわに立ち上がった。
と同時に、一瞬菊門から内容物が押し出されたように感じた。
「そんなアホな」。昨日と同じ恰好で、厠に疾行。幸い、誰にも見られなかった。
今度は、間一髪、大事は免れた。安堵感を味わいつつ、ふとパンツの中に目を落とした。そこには、直径3㎝大のこし餡が厳然と実在していた。
こんなことが、一度なら未だしも、二日続けて我が身に起こってよいものか。おぞましくも情けない。
慌てて、トイレットペーパーでつまんで便器へ。昨日のに比べると、水分量が少なく、ズボンへの染み出しはなかった。
綺麗に拭って、パンツを脱ぎ、ズボンだけをはき直した。そして、そっと扉の隙間から外を窺った。誰もいないことを確認して、急いでトイレ横の洗面所でそれを洗った。偶然、洗濯機が稼働していたので、素早くその中に放り込んだ。
それから、カミさんや子供たちに悟られぬように、新しいパンツをポケットにねじ込み、二階の自室へ戻ってはいた。
三、
その後、何食わぬ顔で、階下へ降りていった。
何やら、風呂場辺りが騒々しい。
「いやー、何これ。ナンなのー!」。
浴室の扉を開けたまま、カミさんが足を洗い、トイレマットを洗いながら、叫んでいる。
その前に、子供らが招集されている。
「誰なの、ウンチをこぼしたのは?」
「わたしじゃないよ」。「ぼくじゃない」。
カミさんが、トイレに入って、しゃがもうとしたところ、ウンチを踏んだというのである。
「気付かなかっただけじゃないの?」。
素足でウンチを踏むというばばっちさに堪え難い憤りを感じつつ、ウンチを踏んだ我が身の滑稽さに吹き出しそうになるのをこらえながら、子供たちを問い詰めている。
「じゃー、誰なの、いったい?」
「え~と。ひょっとして、俺かも…。たぶん」
「エーー!!!」
【ウンコたれ顛末記 2011年11月5日】