Secure Eraseを回復不可能セクタに試す

一、
 必要があって古いHDD1台を使おうと思ったが、これには回復不可能セクタが1つ生じており、HD TuneのError ScanでもDamagedと表示されていた(下図)。

  HDTune-SAMSUNG1

 御覧のように幸いにもDamagedセクタは、先頭から225MB~270MBの間に存在していたので、そのあたりを未割り当て領域としてパーティションを切って使えばよいか、とも思ったが、試みにSecure Eraseを行なってみることにした。

【追記】:Secure Eraseについて調べ直してみましたので、こちらの記事「Secure Eraseとは」及び「フォーマット、その1~物理フォーマット」も御覧下さい。 

二、
 HDDeraseによるSecure Eraseの手順については、方々のWebページで説明されており、私も以前に取り上げたが(「SSDでSecure Eraseを試す【追記あり】」)、参考までに改めて逐次書き留めてみた。

 1. 先ず、HDDEraseWeb.zipをCMRRのサイト(当該ページの「Download Freeware Secure Erase Utility」をクリック)
  からダウンロードし、解凍後のフォルダ内のHDDERASE.EXE(version 4.0)を起動用フロッピーにコピーして
  入れておく(起動FD作成方法:エクスプローラでFDを右クリック⇒フォーマット⇒「起動ディスクを作成する」
  にチェックを入れて実行)。CDの場合は、解凍フォルダ内のHDDErase.isoを焼けばよい。

 2. 対象のHDD又はSSDをSATAコネクタの先頭から4番目内に接続。HDDeraseはprimary master、
  primary slave、secondary master、secondary slaveの4台しかHDDを認識しないからである。
  従って、PATAコネクタのみの古いマザーボードの場合は、どこに接続しても問題はないが、JumperはCable
  Select(CSEL)ではなく、正しくMaster又はSlaveに設定しておく必要があると、ReadMeにある。
   また、誤って別のHDDを消去してしまわないように、Secure Eraseを行なわないHDDやSSDはケーブルを
  抜いておく方がよいとアドバイスする人も多い。

 3. BIOSのPeripheralあるいはStorageの設定画面に入り、対象となるSATAのModeをLegacy IDE
  (Compatible IDE)に変更し、RAID又はAHCIをIDE Modeに切り替える。PATA接続の場合は、当然そのまま。
  忘れずにFloppy又はCD-ROMのBoot順位をHDDより上位に。

 4. BIOSを終了し、再起動後、上記FD又はCDを挿入。A:\>が表示されたら、[hdderase]と入力し(小文字で
  大丈夫)、Enterを押下。

 5. MAXIMUM AND FASTEST SECURITY ERASE IN NEWER DRIVES (GREATER THAN ABOUT 15GB)
  IS BY ISSUING THE IN-DRIVE SECURE ERASE COMMAND.
  《15GB以上のHDDなら、最大最速のSecure Eraseが行なわれるそうな。》

  Do you want to proceed? (Y/N)_ 《「続けますか?」って、もちろん[y]と入力して、Enter。》

 6. Please read the following disclaimer carefully
  COPYRIGHT 2003-2004
  THE REGENTS OF THE UNIVERSITY OF CALIFORNIA ALL RIGHTS RESERVED
  Permission to use, copy, modify and ……(中略)…… appear in all copies.
  《カリフォルニア大学評議会が全ての権利を保有するが、非営利目的であればご自由にどうぞ、ということ。》

  Press any key to cotinue... 《いずれかのキーを押して続きを…。》

  Those desiring to incorporate this HDD Secure Erase into commercial
  products ……(中略)…… TRADEMARK OR OTHER RIGHTS.
  《よくある免責条項など。》

  Do you agree? (Y/N)_ 《と来るので、もちろん、[y]。》

 7. SINCE SECURE ERASE CAN TAKE MULTIPLE HOURS IT IS ADVISED TO
  RUN THE COMPUTER FROM AN AC POWER OUTLET AND NOT A BATTERY!
  《バッテリーではなく、AC電源を、と。》

  Do you want to proceed? (Y/N)_ 《[y]でEnter。》

 8. SECURE ERASE FREEWARE: COMPLETELY ERASE YOUR HARD DISK DRIVE
  Version 4.0
  ****************************************************
  P0 is ATA device Hitachi HP……
  P1 is ATA device SAMSUNG SP1203N
  S0 is ATA device WD……
  S1 is NONE

  PLEASE SELECT A DRIVE
  Enter P0 for primary master
  Enter P1 for primary slave
  Enter S0 for secondary master
  Enter EX to exit the program

  PLEASE ENTER YOUR SELECTION:_ 《SAMSUNGのHDDをeraseしたいので、[p1]と入力。》

 9. Active HDD: SAMSUNG SP1203N
  ****************************************************
  This drive supports the ATA security feature set.
  This drive supports enhanced secure erase.
  ****************************************************

  Do you want to procede to the options menu? (Y/N)_ 《[y]でオプションメニューを。》

 10. Active HDD: SAMSUNG SP1203N
  +--------------------------------------------------------+
  Enter 1 for executing secure erase
  Enter 2 for executing enhanced secure erase
  Enter C to change the active HDD
  Enter E to exit the program
  ****************************************************

  Please enter your selection:_ 《enhanced secure eraseがサポートされているというので、
  [2]と入力。enhancedとそうでないものとの違いについては前述の記事又はReadMeを参照。》

 11. It is required to set a password to the HDD to perfom a
  SECURE ERASE.
  Setting HDD security with the following password: idrive
  Set password command: Successful!
  +----------------------------------------------------------+
  Continuing will begin enhanced secure erase.
  (Secure Eraseを実行するために何やらパスワードが自動で設定されたらしい)

  Do you want to proceed? (Y/N)_ 《[y]、Enterで、ようやくSecure Eraseが開始される。》

  Enhanced secure erase . . .
  The estimated duration of this process is: 42 minutes.
  The secure erase started now at: Fri Nov 25 22:40:51 2011.

  《作業終了までの予想時間が表示されるので、それまでじっと待つ。終わると以下のような表示が現れる。》

  Enhanced secure erase complete
  Audit log file, se_log.log, created seccessfully
  Audit log successfully written to LBA sector 0
  《検査ログファイルがつくられたそうな。》

  Do you wish to view LBA sector 0? (Y/N):_ 《見たいですかと聞かれれば、やはり、[y]。》

  This drive: Serial number = S00QXXXXXXXX, Model = SAMSUNG SP1203N
  was successfully erased on...Fri Nov 25 23:20:19 2011
  
  To go back to the options menu press ENTER . . .《Enterを押してオプションメニューへ。》

 12. Active HDD: SAMSUNG SP1203N
  +--------------------------------------------------------+
  Enter 1 for executing secure erase
  Enter 2 for executing enhanced secure erase
  Enter C to change the active HDD
  Enter E to exit the program
  *****************************************************
  Please enter your selection: _ 《[e]を入力して終了。FD又はCD-ROMを取り出して、シャットダウン
  又は再起動。》

 13. 変更したBIOSの設定は元に戻すことを忘れずに。その他不明な点は、解凍フォルダ内の
  HDDEraseReadMe.txtを見てください。

三、
 さて、このHDDを再びフォーマットし直して、HD TuneのError Scanを行なってみた。

  HDTune-SAMSUNG2

 結果は、御覧のように「Damaged」の部分は、「Ok」と表示された。Windowsのディスクスキャンでも「bad sector」は検出されなかった。SMART情報には、Secure Erase実行前後で殆ど変化はない。「回復不可能セクタ」となった原因は様々であろうし、ディスクの表面が物理的損傷を受けている場合は文字通り「回復不可能」であろうが、Secure Eraseによって「回復不可能セクタ」が復活する場合もあるようである。
 もっとも、果たして「回復不可能セクタ」が本当に回復したのか、再び「回復不可能」に陥ることはないのかは、分からないと言うほかない。

【追記】:Secure Eraseは代替処理された不良セクタ内のデータに対しても実行されるとあるので
     ('Tutorial on Disk Drive Data Sanitization')、代替処理できずに回復不能となったセクタに対しても
     Secure Eraseは上書きを試みるのであろうか。そうだとして、それによって書き込み・読み出しが可能と
     なったのであろうか。実際のところは不明である。

 因みに、読み書き速度については、Secure Erase実行前に比べ、CrystalDiskMarkの数値は全般に僅かながら上がってはいる。

※(リンク先のURLの変更に応じて訂正を行いました。2013.10.27)

【追記】:ところで、このHDDeraseが、ASRockのX79 Extreme6ではうまく機能しないことから、USB接続の外付けのHDD
ケース等にSSDを装着してSecure Eraseを実行できるソフトを探していたところ、「you-wish SSD不具合対策 ようこそ」というウェヴサイトに「TxBENCH」が紹介されていた。私は0.95 beta版を使ってみたが、これがなかなか簡便である。小難しい手順は不要なので、こちらの方がお勧めかもしれない。但し、beta版であることに留意され、開発元のTeximのサイトにある制限事項等によく目を通してお使い下さい。(2013.12.30)

【追記】:さらに簡便で制約の少ないSecure Erase実行ソフトとしてParted Magicがある。
これについては「Parted Magicについて」をご覧下さい。(2014.11.13)

tag : Secure Erase HDDerase 回復不可能セクタ

げに、おぞましくも、情けなし~【漏糞の記】~

一、
 とある土曜日の朝、カミさんと子供たちは、何やら急ぎの買い物に行くらしく、慌ただしく出かけていった。
 年寄りたちは、庭の手入れに忙しそうである。

 カミさんや子供たちがいる時に、PCを触っていると、不興を買うことがしばしばである。
 こんな時は、何とかのいぬ間に、である。帰ってくるまでの僅かな時間であるが、我がPCをちょこちょこと弄ろうかと、PCルームへ。

 しばらくすると、左脇腹がしくしく。それとともに僅かな便意を感じた。
 そういえば、今日は朝の通じがなかった。「行っておかなければ」と、思ったが、それほど強い便意ではなかったので、まだ一波や二波は我慢できるはず。

 数分後、第二波がやってきた。かなりの痛みが差し込んできた。が、我慢できないほどではない。便意もまだまだである。昼前には、カミさんらが帰ってくる。それまでの間だけである。ぎりぎりまで我慢するか。

 ほどなく第三波が襲ってきた。痛みはさらに増し、蠕動運動が思った以上に力強く直腸へと内容物を押しやってきた。
 「これは、いかん」。
 これ以上堪えるのは危険かもしれない。この部屋は一階にある厠から最も遠い二階の端にある。この波が治まったら、トイレに行った方が、と思い、立ち上がった。
 「あ~ッ」。
 この動きがよくなかった。内容物が菊門を僅かながら通過したような感覚。全神経を菊門周辺に集中し、括約筋を有りっ丈の力を込めて収縮させ、万が一に備えて臀部の下辺りを左手で押さえ、全速力の摺り足で厠へと向かう。廊下を通り、階段を下り、部屋を横切り、厠への最短路をたどる。これほど厠への道のりを長いと感じたことはなかった。

 ズボンを下ろし、腰を下ろすと殆ど同時に瀉出。間一髪であった。

 人心地ついたところで、膝にかかっているパンツの底を恐る恐る覗いてみた。
 あらまほしからざるゲル状に近い内容物が、そこにはあった。ズボンにまで染み出していた。

 トイレットペーパーで丁寧に拭き取り、パンツとズボンを脱ぎ、それらを手に、素早く着替えのある部屋へ。
 新しいパンツとズボンをはき、風呂場へ向かった。急がなければならない。汚れたパンツとズボンにボディーソープを振りかけ、必死で洗った。念のためローズの香りのシャンプーも振りかけた。シャワーで丹念に洗い流し、絞って、洗濯槽の中にあったまだ洗濯されていない汚れ物の下にこれらを潜り込ませた。

 ほどなくして、カミさんらが帰ってきた。
 「あれ、ズボン、はき替えた?」
 「ああ。もう何日もはいとったから」

 洗濯したパンツが一着増えていることも怪しまれなかったようである。

二、
 翌日の日曜、午前中は、カミさんは持って帰った仕事をしなければ、と言い、子供らも宿題をしたりなど。年寄りらは茶の間でTVを見ている。少しの間なら、PCを弄れる。気配を押し殺して自室へ潜り込んだ。

 その時、既に左下腹部に若干の刺激を感じていた。しかし、あれからお腹の具合はよかったので、気にも留めなかった。

 30分もしない内に、腹部に痛みを感じたが、昨日ほどではない。続いて、かすかな便意も催した。
 数分後、次の波が押し寄せるが、直ぐに治まる。まだ、大丈夫である。
 また、再び波が。徐々に便意が高まっていく。

 いつもならば、我慢できそうにないと感じた時点で、厠に行けば十分に間に合う。昨日のようなことは、滅多にあることではない。 かつて小学生だった頃に、学校で大きな方をすることがなかなかできず、下校途中で何度か臨界点を越えたことがあった。それ以来の出来事であった。

 ところが、何度目かの波が、不意に激しい痛みとともに、予想を超えた強い便意となって直腸を襲った。
 「まずい」と、やにわに立ち上がった。
 と同時に、一瞬菊門から内容物が押し出されたように感じた。
 「そんなアホな」。昨日と同じ恰好で、厠に疾行。幸い、誰にも見られなかった。

 今度は、間一髪、大事は免れた。安堵感を味わいつつ、ふとパンツの中に目を落とした。そこには、直径3㎝大のこし餡が厳然と実在していた。

 こんなことが、一度なら未だしも、二日続けて我が身に起こってよいものか。おぞましくも情けない。

 慌てて、トイレットペーパーでつまんで便器へ。昨日のに比べると、水分量が少なく、ズボンへの染み出しはなかった。

 綺麗に拭って、パンツを脱ぎ、ズボンだけをはき直した。そして、そっと扉の隙間から外を窺った。誰もいないことを確認して、急いでトイレ横の洗面所でそれを洗った。偶然、洗濯機が稼働していたので、素早くその中に放り込んだ。

 それから、カミさんや子供たちに悟られぬように、新しいパンツをポケットにねじ込み、二階の自室へ戻ってはいた。

三、
 その後、何食わぬ顔で、階下へ降りていった。

 何やら、風呂場辺りが騒々しい。
 「いやー、何これ。ナンなのー!」。
 浴室の扉を開けたまま、カミさんが足を洗い、トイレマットを洗いながら、叫んでいる。
 その前に、子供らが招集されている。
 「誰なの、ウンチをこぼしたのは?」
 「わたしじゃないよ」。「ぼくじゃない」。
 
 カミさんが、トイレに入って、しゃがもうとしたところ、ウンチを踏んだというのである。

 「気付かなかっただけじゃないの?」。
 ウンチを踏んだ我が身の滑稽さに吹き出しそうになるのをこらえながら、子供たちを問い詰めている。
 「じゃー、誰なの、いったい?」


 「え~と。ひょっとして、俺かも…。たぶん」
 「エーー!!!」

【ウンコたれ顛末記 2011年11月5日】
プロフィール

そんぷうし ふうえん

Author:そんぷうし ふうえん

忙中閑は、こっそりと見出す。
カミさんと子どもたちが寝静まるのを待って、夜な夜なPCの前に端座し、その不可思議なる箱の内奥にそっと手を入れては、悦に入る日々なのであります。
時としてその手はPC以外の内奥にも。


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