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Win7でDMAを有効にする

 いわゆるPIO病は、Windows XPやWindows Server 2003等に起こる現象であり、VISTAやWindows 7では起こらないものと思っていた(PIO病については、こちらの記事「PIO病に悩まされて」を御覧下さい。)。Microsoftのこれに関するKnowledge Baseにも、VISTAやWin 7の名は挙がっていない。この問題はずいぶん前から知られていたのであるから、少なくともWin 7で手当てされていないことはないと思われる。

【追記】:UltraDMA CRCエラーについては、こちらの記事「UltraDMA CRCエラーとマザーボード交換」も御覧下さい。


 しかし、近頃ウェブでWin 7がPIO病にかかったという書き込みを目にすることがある。おそらくXP等で見られるいわゆるPIO病とは異なるものであろうが、DMA modeになっていないのは事実のようである。

 これに関してはMicrosoftのサイトに「直接メモリ アクセス (DMA) のオンとオフを切り替える」という文書があった。それはWin 7についてのものであるが、VISTAについても同様の記述がある。そこには「直接メモリ アクセス (DMA) は、DMA をサポートするハード ディスクや CD または DVD ドライブなどのデバイスに対しては、通常は既定でオンになっています。しかし、デバイスが不適切に取り付けられたり、システム エラーが発生した場合は、手動で DMA をオンにする必要がある場合があ」るとして、その手順が示されている。

1.「デバイス マネージャー」を開くには、「スタート」ボタン、「コントロール パネル」、「システムとセキュリティ」の順にクリックし、「システム」の下の「デバイス マネージャー」をクリックする。管理者のパスワードまたは確認を求められた場合は、パスワードを入力するか、確認情報を提供する。

2.「IDE ATA/ATAPI コントローラー」をダブルクリックする。

3.「IDE ATA/ATAPI コントローラー」の下にある項目のうち、ラベルに「Channel」という文字が含まれる各項目を右クリックし、「プロパティ」をクリックする。

4.「詳細設定」タブをクリック(通常は、接続されたデバイスに応じて「Ultra DMA モード 5」などと表示されるはず)。
 「デバイスのプロパティ」で、「DMA を有効にする」チェック ボックスをオンまたはオフにし、「OK」をクリックする(念のため再起動)。

 以上で、オフになっていた「DMA を有効にする」のチェック ボックスをオンにすれば、動作の鈍くなっていたデバイスは元の高速の状態に戻るはずである。

 ただ、私自身のWin 7機は、DMAが無効になるという症状に見舞われたことがないので、あくまでMicrosoftのサイトに掲載された対処法を、参考までに紹介するだけである。

tag : PIOUltraDMA

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