メモリの解放
一、
長い時間PCを使っていると、しかも大きなデータを扱っていると、PCの動きが鈍くなってくる。日常的にPCに触れる人は多かれ少なかれ経験することであろう。その主な原因はメモリ不足であるとされる。
OSが64bitであれば、メモリの増設でその頻度を下げることが可能であるが、32bitのOSではそうもいかない。いずれにしろ、メモリ不足に直面した場合には、作業を中断して再起動するという方法以外に、有効な対処法はないのであろうか。
Windowsの場合、「empty.exe 」というプログラムが、メモリの解放に絶大の効果を発揮すると言われている。これはWindows Server 2003 Resource Kit Toolsという無償のソフトに含まれているもので、それを取り出して使うというのである。その方法は多くのウェブ・ページで解説されているので、詳細はそちらに譲り、ここではそれらを参考して簡単に説明するに留めておきます。
このempty.exeはWindows Server 2003やXPだけでなく、Vista、Windows 7でも使えるとのことである。Windows Server 2003 Resource Kit Tools自体は、64bitのプラットフォームではサポートされないとダウンロード・ページに注意書きがなされているが、empty.exeは64bitでも使用可能だそうである。私もWin7 x64で使ってみたが、大丈夫なようである。
メモリ不足と感じた時に、このショートカットをダブルクリックするだけで、メモリを解放してくれるというのである。empty.exeは、あまたあるメモリ解放ソフトの中で群を抜いて効果があり、Microsoftが提供するプログラムであるから、安心して使えるソフトでもある。
二、
また、以前「SuperfetchとPrefetchについて~(2)」で取り上げたRamMapというソフトにも「Empty」というメニューがある。このソフトもMicrosoftのSysinternals Toolsの一つであるから、その「Empty」という機能も信頼できるといえる。その上、御覧のようにメモリ解放の対象となる領域を選択することができ、その効果もまた絶大である。

RamMap, Empty
ただし、RamMapの動作環境は、Vista以降又はWindows Server 2008以降となっているので、XPを使っている人は残念ながら上のempty.exeのみが利用可能ということになる。
長い時間PCを使っていると、しかも大きなデータを扱っていると、PCの動きが鈍くなってくる。日常的にPCに触れる人は多かれ少なかれ経験することであろう。その主な原因はメモリ不足であるとされる。
OSが64bitであれば、メモリの増設でその頻度を下げることが可能であるが、32bitのOSではそうもいかない。いずれにしろ、メモリ不足に直面した場合には、作業を中断して再起動するという方法以外に、有効な対処法はないのであろうか。
Windowsの場合、「empty.exe 」というプログラムが、メモリの解放に絶大の効果を発揮すると言われている。これはWindows Server 2003 Resource Kit Toolsという無償のソフトに含まれているもので、それを取り出して使うというのである。その方法は多くのウェブ・ページで解説されているので、詳細はそちらに譲り、ここではそれらを参考して簡単に説明するに留めておきます。
このempty.exeはWindows Server 2003やXPだけでなく、Vista、Windows 7でも使えるとのことである。Windows Server 2003 Resource Kit Tools自体は、64bitのプラットフォームではサポートされないとダウンロード・ページに注意書きがなされているが、empty.exeは64bitでも使用可能だそうである。私もWin7 x64で使ってみたが、大丈夫なようである。
● Windows Server 2003 Resource Kit Toolsをダウンロードして7-ZipやWinRAR などで解凍する。
● その中の「rktools.msi」をさらに解凍。
● その中の「empty.exe」をコピーして、C:\WINDOWS\system32 の中に入れる。
● メモ帳などのテキスト・エディタで
@echo off
empty.exe *
と打って、任意の名前をつけ、拡張子を「bat」として、例えば「empty.bat」などとして、同じsystem32フォルダに保存。
● あるいは、メモ帳などのテキスト・エディタで、
Dim ws
Set ws = CreateObject("Wscript.Shell")
ws.run "cmd /c empty.exe *",vbhide
Set ws = Nothing
と書いて、任意の名前をつけ、拡張子を「vbs」として、例えば「empty.vbs」などとして、同じsystem32フォルダに保存する。
● そのバッチ・ファイル又はVisual Basic Scriptのショートカットを使い易いところに置く。
● その中の「rktools.msi」をさらに解凍。
● その中の「empty.exe」をコピーして、C:\WINDOWS\system32 の中に入れる。
● メモ帳などのテキスト・エディタで
@echo off
empty.exe *
と打って、任意の名前をつけ、拡張子を「bat」として、例えば「empty.bat」などとして、同じsystem32フォルダに保存。
● あるいは、メモ帳などのテキスト・エディタで、
Dim ws
Set ws = CreateObject("Wscript.Shell")
ws.run "cmd /c empty.exe *",vbhide
Set ws = Nothing
と書いて、任意の名前をつけ、拡張子を「vbs」として、例えば「empty.vbs」などとして、同じsystem32フォルダに保存する。
● そのバッチ・ファイル又はVisual Basic Scriptのショートカットを使い易いところに置く。
メモリ不足と感じた時に、このショートカットをダブルクリックするだけで、メモリを解放してくれるというのである。empty.exeは、あまたあるメモリ解放ソフトの中で群を抜いて効果があり、Microsoftが提供するプログラムであるから、安心して使えるソフトでもある。
二、
また、以前「SuperfetchとPrefetchについて~(2)」で取り上げたRamMapというソフトにも「Empty」というメニューがある。このソフトもMicrosoftのSysinternals Toolsの一つであるから、その「Empty」という機能も信頼できるといえる。その上、御覧のようにメモリ解放の対象となる領域を選択することができ、その効果もまた絶大である。

RamMap, Empty
ただし、RamMapの動作環境は、Vista以降又はWindows Server 2008以降となっているので、XPを使っている人は残念ながら上のempty.exeのみが利用可能ということになる。